青汁は赤ちゃんが飲んでも大丈夫なものなの? そんな疑問に答えます

「青汁は体に良いものだ」ということは、多くの人が知っている事実です。

そんなに良いものならば赤ちゃんに与えてもいい、と思う人もいるのではないでしょうか。 今回は、「赤ちゃんに青汁をあげてもよいのかどうか」について考えていきます。

賛否両論、さまざまな意見がある

「青汁を赤ちゃんに飲ませていいのかどうか」ということについては、実は賛否両論があります。

「青汁は赤ちゃんにとって、とても良い栄養素になるもの。青汁を与えることで、子どもはすくすくと育つし、効率よく栄養がとれる」

「青汁を飲んで育った子どもは、砂糖のたくさん入ったおやつなどを好まなくなる。そのため、発育もよくなる。赤ちゃんに青汁を飲ませた場合、眠りが深くなり、病気になりにくい。一度も風邪などをひかなかったというケースもある」

というように、絶賛する声があります。

また、 「飲ませてもいいけれど、栄養価にこだわったものがよい」 「安心安全な成分でだけつくられたものがよい」 「少量なら構わない。ただ、量は加減すべき」 とする意見もあります。

さらに、

「赤ちゃんには青汁は与えるべきではない。なぜなら、青汁のなかには、硝酸性窒素が含まれているから。これは大人にとってはそれほど問題にならない成分だが、ひどい場合は子どもを酸欠状態に導いてしまう可能性がある」

「子どもが青汁を飲んでチアノーゼ状態になった、という事件もあった。子どもと大人の体は違う。絶対に飲ませるべきではない」

という反対派の意見もあります。

青汁を開発している会社でさえ、賛否は分かれている

非常に特徴的なのは、このように意見が割れているのは民間のサイトや個人の感覚だけによるものではない、ということです。

青汁を開発―販売している企業のサイトであってさえ、見解は大きく分かれています。 「青汁は、赤ちゃんでもお子様でも飲んでもらうことができる。離乳食に少量入れてあげてみてください。小学校3年生までは半分程度、それ以降は大人と同じ量の青汁を飲んでも大丈夫」として、肯定的な意見をとる企業もあります。

一方、「安心安全な製法と原材料で作ってはいる。しかし、物が物であるため、だれかを実験台にして試したわけではない。だから、企業側としては『絶対に安全』と言い切ることは決してできない。そのため、『○歳から与えてもいい』といったことは、企業側からは言えない。また、子どもは、青汁からではなく、一般的な食事から栄養素をとるのが望ましい」として慎重論を述べる企業もあります。

さらに、「妊婦さんやお子さんでも飲んでいただくことは可能。ただ、人によって合う・合わないはある。だから、何か異常があった場合はすぐに医師にみせてほしい」と中立の立場をとる企業もあります。

また、「子どもが青汁を飲む際の注意点や飲用方法」は明示しても、赤ちゃん(乳幼児)の飲用については触れていない企業も多く、はっきりした答えを出すことはできません。

赤ちゃんと青汁、どのように考えていけばいいのか?

このように、青汁を扱う企業であってさえ意見が割れるため、消費者としては、どの意見を信じればよいのかとても迷うところです。また、ここで、「○歳からなら大丈夫」「乳幼児でも飲める」とすることや、逆に「乳幼児は絶対に飲んではいけない」「赤ちゃんの頃に青汁を飲むと健康被害が起きる」と断言することもできません。

ただ、青汁は、赤ちゃんにとって「必須の存在」ではありません。

青汁はあくまで「栄養補助食品」です。きちんとした食生活、バランスのとれた栄養管理をしていれば、青汁を飲まなかったとしてもきちんと栄養をとることは可能です。

大人の場合、どうしても時間的な制約や健康面の問題があり青汁に頼りたくなってしまいますが、赤ちゃんや子どもの場合はそうではありません。いくつかの企業が指摘するように、まだ小さいころは、「野菜を好き嫌いなく食べる」「親が子どもの栄養バランスのことを考えて、料理を選ぶ」ということが必要になってきます。

このため、特段の事情がない限り、避けた方が賢明だと言えるでしょう。

青汁はたしかに有用な栄養補給食品ではあります。しかしこれを過信することは危険ですし、栄養をとる基本は、やはり「食事」です。食事からの栄養補給を前提として、そこに青汁を加えるのが正しい運用方法ですから、まずはそのようにしてみましょう。

また、栄養や成長の面で不安を覚えるようならば、きちんと医師に相談するようにしてください。特に、かかりつけ医を持っておくとこれからの生活も安心です。

赤ちゃんの健やかな成長は、だれにとっても喜ばしいもの。 保護者として、食生活面もしっかり管理しておきたいものですね。