青汁と喫煙〜タバコの害は青汁で抑えられる?

「喫煙することは体によくない」というのは、多くの人が耳にしていることなのではないでしょうか。

この「喫煙」に対して青汁が有用に働くという意見も目にしますが、これの真偽について見ていきましょう。

喫煙率は年々減少傾向にある

「タバコは体によくない」と言われ始めて久しいためか、喫煙率はどんどん下がっていっています。

平成元年の段階では、男性の喫煙者の割合は55.3パーセントと、50パーセントを越えていました。特に30代の場合は全体の65.4パーセントが喫煙者でした。

しかしこの数字は、多少の上下はあるものの、年々下降傾向にあります。平成26年のデータでは、なんと32.1パーセントと、20パーセント以上も少なくなりました。1〜2人に1人は喫煙者だった時代と違い、現在は、3〜4人に1人程度の喫煙率にとどまっています。

女性の喫煙率に関しては、昔からほとんど変わっていません。平成元年は9.4パーセントで平成26年は8.5パーセントでしたが、これはほとんど誤差範囲内だと言えるでしょう。実際、女性の喫煙率は、多少多くなったときでも11.6パーセント、もっとも少ない年でも8.2パーセントとなっており、10人に1人程度の喫煙率であるところは変わっていません。

もっとも、女性はもともと喫煙者の数が少なかったということもあるでしょう。

タバコがもたらす害とは?

「タバコが体に悪い」ということは多くの人が知っています。しかし、「どのように体に悪いのか」までは深く考えたことがない、という人もいるかもしれません。

喫煙は、ダイレクトに「寿命」に対して影響を与えます。イギリスの調査ではありますが、「タバコを吸わなかった人は70歳になっても81パーセントが生存していたが、タバコを吸っていた人は58パーセントしか生き残っていなかった」という研究結果が出ています。また、日本の調査でも、「喫煙者は非喫煙者に比べると、男性なら8年、女性ならば10年、寿命が短くなる」とされています。

ただ、大人になってから喫煙をやめたとした場合でも、この「失われた寿命」は取り戻すことができます。40歳で禁煙を始めれば余命が9年のびますし、50歳でも6年、60歳のときであってさえ3年も寿命が延びると言われています。

「タバコがいけない」と言われることの理由の一つとして、「受動喫煙」があります。

タバコには副流煙と主流煙がありますが、多分に有害物質を含んだ副流煙が周囲の人に悪影響を及ぼすのです。副流煙の方が主流煙よりも一酸化炭素やタール、ニコチンの含有量が多く、非常に危険です。

この「受動喫煙」は、周りの人の脳卒中やぜんそく、動脈硬化のリスクを増やすと言われています。タバコは、本人に悪影響を及ぼすだけでなく、周りの人の健康も阻害してしまうのです。

タバコは、自身の健康にも大変大きな悪影響を及ぼします。喫煙は、がんや動脈硬化、高血圧、うつ病、心筋梗塞など、あらゆる病の危険要因とされています。

加えて、「美容」を損ねることでも有名です。

喫煙によってできた特異な顔は、「スモーカーズフェイス」とも呼ばれています。タバコを吸うことによって肌トラブルが起きて、シワができやすく生ったり、歯茎の色が変わってしまったり、唇などが渇いてしまったりします。喫煙によるタバコの害は、肌トラブルを防ぐビタミンCを破壊し、コラーゲンの生成を邪魔します。

このように、タバコは百害あって一利なしのものなのです。

青汁が及ぼす影響について

とても多くのリスクを持つ「喫煙」に対して、青汁がどのように効くのかを、キューサイ株式会社が研究―発表をしました。

これは山口県立大学とキューサイが共同で行った研究であり、「喫煙者が青汁を飲んだところ、リンパ球数が増えて、これの質も非常によくなった。青汁は、タバコがもたらす免疫異常を改善することができるのではないか」としたものです。

「免疫」は、人間の体を病から守るためにとても大切なものです。これらの異常を改善してくれる可能性があるのなら、青汁は大きな力となることでしょう。

また、ビタミンCを含む青汁を積極的に飲むことによって、破壊され続けるビタミンCの目減りを減らすことはできる、と考えられます。緑黄色野菜は基本的には体によいものであり、それをたっぷり配合した青汁は、健康になりたいと考える人にとってはとても頼りになるものです。

ちなみに、「タバコは高血圧のリスクをアップさせる」としました。 高血圧などを原因とする心臓の病を得ている人は、処方される薬によって控えなければならない健康食品が変わってきます。心臓の薬で「ワーファリン」というものがありますが、すでにこれを飲んでいる人にとっては、青汁は危険要因になってしまうのです。そのため、医師の診断を受けている人は、青汁を飲む前に、一度主治医の診断を仰いだ方がよいでしょう。

タバコの害が叫ばれ、分煙対策もとられるようになりました。このような「外側からの対策」と合わせて、青汁で内側からケアをしていきたいものですね。